I am Ashitsubo30代後半になると、仕事・家庭・ホルモンバランスなど、少しずつ体の変化を感じ始める方も多いのではないでしょうか。
「最近なんとなく疲れやすい」「イライラすることが増えた」「夜中に目が覚める」——
そんなときにオススメなのが、足つぼマッサージ(リフレクソロジー)。
日々のセルフケアとして続けていくうちに、体が少しずつ軽く、気持ちも前向きになっていくのを感じることができるかもしれません。
今回は、30代後半から意識したい「ホルモンバランス・自律神経の整え方」と、それを支える足の反射区ケアを紹介します。
プレ更年期に「足つぼ」がおすすめな理由
30代後半から40代にかけては、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が少しずつ変化していく時期です。
それに伴って、気分の浮き沈みや睡眠の質の変化、体の冷えなどを感じることもあります。
そんな時期にこそ、体全体の巡りを整え、リラックスを促す足つぼマッサージがおすすめです。
足裏には、ホルモンバランスや自律神経に関わる「反射区」が集まっており、
刺激することで心と体のリズムを整えるサポートになります。
プレ更年期のセルフケアにおすすめの反射区
頭部の反射区(足の親指)
考えごとが多いときや、夜なかなか眠れないときに意識したいのが「頭部の反射区」。
脳のリラックスを促し、ストレスをやわらげるサポートになります。
- 場所:足の親指の腹の部分
- 押し方:親指でゆっくり円を描くように、5〜10秒ずつ押します。
- ポイント:呼吸を深めながら、強く押しすぎないのがコツ。
妻は夜のスマホ時間を減らして、このマッサージをしながら湯船に浸かるのが習慣です。
頭がすっきりして、自然と眠気が訪れるようになったとのことです。


甲状腺の反射区(親指の付け根の下)
ホルモンバランスの調整に関わる「甲状腺」。
プレ更年期で疲れやすさを感じる方は、この部分を軽く刺激してみましょう。
- 場所:親指の下、少しふくらんでいる部分(母指球の上部)
- 押し方:親指の腹で、ゆっくりと小さく回すようにマッサージ。
- 時間:左右10秒ずつ、3セットほど。
首や喉まわりの緊張がやわらぐような感覚があり、呼吸も深まりやすくなります。
オイルやクリームを使うと滑りが良く、やさしく刺激できます。


子宮・前立腺の反射区(かかとの中央)
女性の場合、この部分は子宮や骨盤内の血流に関係する反射区とされています。
生理周期の乱れや下腹部の重だるさを感じる方におすすめです。
- 場所:かかとの真ん中(左右とも)
- 押し方:指の関節で軽くトントンと叩く、または円を描くようにさすります。
- 目安:1〜2分ほど。入浴後の温まった状態で行うと◎
私も生理前のむくみやだるさがあるときは、この部分を中心にマッサージしています。
続けるうちに「冷えにくくなったかも」と感じることが増えました。


卵巣・睾丸の反射区(内くるぶしの下)
ホルモンバランスの要ともいえる部分です。
プレ更年期世代の女性にとって、特に意識しておきたい反射区です。
- 場所:内くるぶしの少し下、アキレス腱との間のくぼみ
- 押し方:親指でゆっくり円を描きながら、軽くほぐします。
- 目安:左右1分ずつ。
冷えやすい部分なので、マッサージ前にフットバスや湯たんぽで温めるとさらに効果的。
やさしくケアするだけでも、足元から全身がぽかぽかしてきます。


続けることで「自分の変化」に気づける
プレ更年期のケアは、「不調を治す」ためというよりも、
自分の体と心の変化を見つめる時間だと捉えていただけますと幸いです。
足つぼマッサージを続けていると、
「今日は少し冷えているな」「ここが硬いな」と、体からのサインに気づくようになります。
その感覚が、日々のセルフケアやストレス管理にとても役立ちます。
まとめ:30代後半から「整える習慣」をつくろう
更年期はまだ先のこと——と思っていた私も、30代後半で感じた小さな不調が、
今では「自分を整えるきっかけ」になりました。
足つぼマッサージは、1日5分からでも始められる手軽なセルフケアです。
体をいたわる時間を少しずつ増やすことで、ホルモンや気分の波にも振り回されにくくなります。
忙しい毎日の中でも、「足を触る5分」を習慣にしてみてください。
その小さな時間が、未来のあなたをラクにしてくれます。









